思い出の樹Ⅱ
【クリ】出会いは今年の7月下旬、場所は西豊田駅建設予定地。
私の通っていた大学は流氷やクリオネが見られる辺りにあったのですが、
私はそこでクリの研究をすることになりました。卒業論文という奴です。
ちょうど花が落ちて緑色の幼果が実り始めた頃、これが苦労のピークでした。
巨大な蚊と血を求めどこまでも追ってくる虻との闘いの日々だったからです。
森の中でこだまする絶叫は私でした。妖怪ではありません。
緑色の毬を指で弾きながら思いだした記憶はまだまだ鮮明です。
目を閉じて耳を澄ますと聞こえてきます・・無数の蚊の羽音が!
続きは立派な実がなりはじめた頃に描きましょう。
by natuirotouch
| 2010-08-13 01:13
| 絵日記